ぷち・さだだ劇場夏休み企画!?
双子星章序文
夏休み特別企画!? 双子星章
序文

銀河系を離れると、時としてヤマトは見ず知らずの人類に領宙侵犯だといちゃもんをつけられ、買いたくもない喧嘩を買うはめになる。この日も未知の異星人と壮絶な戦いが繰り広げられていた。
ドカーン!チュドーン!!
「副砲大破!!」
バリバリバリィィィ!!
「おい!もっとキチンと狙えないのか!!」
「第一主砲の砲塔に敵機の破片が挟まって動きません!」
「パルスレーザーは!」
「まだ修理が終わりません!」
「くそ・・・こんなところで狙われるとは・・・」
「いかん・・・機関部の損傷がひどくて・・・このままでは波動砲も使えない!」
(ここまでの台詞は誰が言っているかはご想像におまかせします(コラ)

次々と起きるトラブルに、古代の額から冷や汗が出ていた。とりあえず、何のための航海かはさておき、ヤマトやいつも地球人類の願いを背負って旅をしている。
「古代、アナライザーはパルスレーザー砲の修理で手いっぱいだ。俺が行こう」
「危険です、真田さん!」
「メカのことは俺でないと分からんだろう?他に誰ができるんだ。皆今は必死なんだぞ」
古代の目が潤む。向かい合った真田は彼の方にポンと手を置いて優しく微笑んだ。
「お前は俺の体の秘密を知っているだろう?・・・大丈夫だよ。すぐに戻ってくる」
ーーーひみつ?ーーー
ーーー何のひみつだって!?ーーー
こんな時でさえ、第一艦橋のクルーは変なことを勘ぐってしまうのは、度重なる戦いを経た余裕なのか?ポカンとしているクルー達。その中を真田は走り去っていった。
「あの破片か・・・大したことないじゃないか」
浴びせられる攻撃の中、第一主砲に挟まった破片に取り外した腕を取り付ける真田。物陰に隠れてスイッチをおすと、見事に爆発して破片はふっ飛んだ・・・が、同時に敵からの攻撃によって甲板が爆発し、真田は宇宙空間へと飛び出してしまった。不幸にも命綱がちぎれてしまう。
「真田さぁぁぁぁーーーーーーん!!って・・・ええぇーーー!?」
艦橋に響く古代の悲痛な声。しかし、真田はぐんぐんと流されていってしまった。
「あの早さではさすがの俺にも・・・どうすることもできなかった・・・すまん」
戦いを終えて静まり返ったヤマト。コスモタイガー隊隊長の加藤が悔しそうに状況を説明した。
「そんなにすごいスピードで流されていったのか?確かに、一瞬にして見えなくなってしまったが・・・」
「ばかな・・・この宙域にコスモタイガーが追い付けないほどの気流は無かったぞ古代」
「うむ・・・」

真田といえば、気を失ったまま猛スピードでヤマトから離れていってしまった。爆発にびっくりした『ぷちさだだ』が必死に羽をはためかせたおかげで、戦場から遠く逃れられたものの、焦りに焦ったらしく、ヤマトから遠のき、ついにはぐれてしまったのだった。
「あ゛ーーーーーぐぅーーーーーーー(iдi)」
無情にも宇宙空間に響くぷちさだだの鳴き声。目から滝のように流れる涙。しかし、その時ある戦艦が彼等の脇を通り過ぎようとしていた・・・。

「・・・?」
真田が目を覚ました時、やけにふかふかで完璧なまでに清潔なベッドの上にいた。助かったと安堵したものの、ヤマトの艦内にくらべてやけにやかましい。
『ドゥルゥ〜〜〜〜〜〜、ドゥルゥ〜〜〜〜〜〜』
この不可解な音に若干真田の眉間に皺が寄った。
「目が・・・覚められましたか」
「・・・・?」
ぼやけた視界が徐々に晴れ、無駄に広いこの部屋で、目前に立っている人物がはっきり見えた。
ーーー顔が・・・・青いぃっ!!ーーー

次回『夏休み特別企画!?:双子星章/ガミラス編』乞うご期待!!